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2024/04/19 (Fri.)

2011
08
15

Get better day by day.

セキュリティ&プログラミングキャンプ(以下,セプキャン)に参加してきた。

私は「プログラミングコース プログラミング言語クラス」に参加したのだが,言語処理系そのものだけの講義ではなく,既存の処理系開発プロジェクトにどう参加するか,つまりヴァージョン管理や開発コミュニティに関するお話を聞くことができた。盲点を突かれ,かつ非常に興味深い話であった。
私はセプキャン参加の少し前,高校時代からの善き友人であるえりっく(@siritori)氏からgithub をすすめられ,登録した。だが,セプキャン参加前はgit を単なるアップローダ,ダウンローダアプリ,すなわちwget やscp のようなもの程度の認識であった。しかし,git は複数人で開発するためのソフトウエアであることをセプキャンで教わり,これは面白いぞ,と思った。というのも,複数人での開発経験はあったものの,その時に同時稼動可能な最大人数は1人であったからで,git はそれをマルチプロセス可能にすることを意味するからだ。

さて,文章が散らかった。
箇条的に書くか。

1日目:@k_operafan さんとお会いしたということが一番印象に残っている。セプキャン前にTwitter で彼を知り,日々プログラミング修行に取り組む彼の真面目さ,努力,そしてプログラミングを好きと思う心に非常に感銘を受け,お会いする日を楽しみにしていたからだ。BASICer な彼のプログラミングやプログラミング言語に対する考え方は非常に面白かった。
2日目:「設計者」の帽子と「開発者」の帽子。非常に耳が痛い。設計時に開発者の自分が出てくるという葛藤というか,ジレンマというか,設計者としての自分と開発者としての自分がいるということを気づかせてもらった,このセプキャンの中で最も印象に残った場面かもしれない。設計時に開発者の自分が設計者の自分を邪魔してはいけない。これは常に意識すべきだ。言い換えれば,ユーザに使ってもらえるソフトを作りたいなら,ユーザの気持ちを考えろ。
3日目:本記事冒頭。
4日目:言語処理系を実際に作った。https://github.com/kazh98/ScopedBASIC。 BASIC言語を作ろうという話であったが,気づいたらScheme っぽく になっていた。そう,冒頭にBASIC を作ろうと言った人が他にもいたのだが,皆違うものができた。一つのものでも百人いれば百通りの考えがある。これを実感できるのはキャンプならではと思い,非常に感心した。
5日目:プレゼン。プレゼン後に「意外とアクティブに話すんですね,ずっと静かだったので。」などと言われた。確かに自分でも驚くほど全身でプレゼンした。この要因はひとつだ。すごく,燃えるのだ,自分の中が。そう,この日まで,全力で自らの課題と向き合い戦ってきた100人もの仲間たを前に話す。とてもとても重い鉄の扉を全力で押し開け突き進む彼らの前で話す。体で感じた,そう,ついに最後の鉄の扉,その先にいる仲間たち。プレゼンが終わったその時,見たことのないまばゆい光が目の前に現れた。

最後に,
・ツールは使おう。OSS 開発者は敵でない,善きライバルで善き仲間だ。
・見方を変えてみよう。前から見ただけでは,奥行きを感じることはない。
・アウトプットしよう。1人の見方考え方で得られないことが,100人の見方考え方にはある。
技術的にはこのことを痛感した。

Thanks for your reading.

------
Kazh.

2011/8/15 20:06 修正.
2011/8/15 21:34 修正.
2011/8/15 22:54 追記:
私と同じく「言語処理系を作る」課題に取り組んだ今井さんの記事を紹介します。
2011/8/16 22:28 追記:
発表スライドをアップロードしました。
2011/8/16 22:31 追記:
むしろスライド転載するか。

2011/08/16 22:39 追記:
他の参加者の方のブログ記事や発表スライドを西尾さんがまとめて下さっているので,そちらもどうぞ。
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2011/08/15 (Mon.) Trackback() Comment(0) Unselected

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